ご挨拶

　この度の県議会議員選挙において、11,719票を頂き、当選を果たす事ができましたことを、衷心より感謝御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
　早速、4月１１日に当選証書を頂き、5月２日に初登庁致しました。職員から、県議会の内容や、県庁の仕事内容等、県の果たす役割を聞けば聞くほど、県民に果たす責任の大きさを感じています。
　この初登庁に先立ち、去る4月２８日から５月１日迄、ボランティアグループ（ＮＶＮ）のお誘いで、東北大震災の被災地である、岩手県大船渡市と陸前高田市に行って参りました。
　現地ではゴミの撤去作業等を行ったり、支援物資を届けたり、避難所を訪れて避難民の方々に話を聞く事が出来ました。その会話で「津波で人は亡くならない」という言葉が印象的でした。それは、「チリ地震以来、伝承されてきた【揺れたらすぐ高台にてんでに逃げろ】という教訓が多くの方に徹底されていたならば」という無念の言葉に表されていました。これは、今後の静岡県の防災計画の見直しにも大きく影響すると思います。
　又、陸前高田市の現地に入った時には、正に「街が消えた」という表現通りで言葉を失いました。自然災害の想像を超えた凄さと、その津波という猛威に一瞬にして多くの人命が失われたことに、言葉にできない憤りと、無念さを感じました。
　いずれにいたしましても県議会議員として、県民の命と財産を守るという使命感を改めて実感した被災地の体験でした。今後は県議会議員一年生として、その職務を全力で全うしていく所存でございますので、何卒、変わらぬご指導ご鞭撻をよろしくお願い致します。